人を活かす剣、それが活人剣なり2006/01/02 08:37

今日は新聞休刊日。昨日、新聞を読むの忘れていたので、自宅で購読している朝日新聞(1月1日)をチェックしてみると、社説に「武士道」の文字が。昨年、ブックオフで偶然発見、一日で速攻読破してしまった、あの旧五千円札のヒゲメガネ氏の著書がどうかしたのかと目を通してみる。すると、作品そのものについては少々言及している程度。まあ、社説で、「武士道」という本について紙面の全てを費やすわけはありませんね。内容は、すご~く簡単に言えば、現在の日本の状況に対する忠告のようなもの。いつもの社説と傾向は同じですね。中に、今の日本が武士道精神に習うべき点があるのではないか云々ってのが書いてありました。

朝日が言及していたのは、義・勇・仁・礼・誠・智・忠義・克己などの武士道精神のうちの、主に「仁」について。「仁」とは、慈悲の心と言うか、慈愛の心と言うか・・・、まあ他人を思いやる心とでも言えばよいでしょうか?いやいや、まさしく現在の日本、そして日本人に、もっとも~っと備えていて欲しい精神ではありませんか!この考え方の欠如が、昨年の耐震偽装だの、福知山線脱線事故だのが起こった原因と言っても過言ではないのでは?

しかし、まあ朝日さんも、新年早々シブい社説載せてくれますよ。他紙に目を向けると、大手では、産経が「おごらず、高ぶらず、確かな実績を重ねる日本でありたい。」なんてこと言っているくらいで、他は精神的な言及をほとんどしておりません。それが良いか、悪いかなんてことは言えるわけありませんが、昨日の朝日は、他紙とは違った視点をしていて面白かったかな?とりあえず、昨年不祥事の嵐であった朝日新聞社さんには、武士道精神を大切にしてもらい、今年一年間いい仕事をしていっていただきたいものです。ワタクシ、一購読者として切に願います。

それはそうと、本日の朝日の社説、タイトルが「武士道をどう生かす 2006謹賀新年」だったんですが、私、どうもこの「生かす」という書き方、気に食わないんですよね~。なぜ、「活かす」を使わないのか?まあ、常用外と決められているからなんだそうですが・・・。例えば、「人を生かす」と「人を活かす」。この2つ、新聞紙面などでは、前者を後者の意味として利用しているんですが、皆様納得できます?私には絶対無理です。前者だと、「生きることを許してあげている」みたいな感じで、なんだか嫌な印象を受けます。「活かす」は、「活用する」という意味、「生かす」は「命を保たせる」という意味です。丁度、昨日の日経新聞の社説に使われていたので、例としてあげますが、「勝つ」と「克つ」。前者は試合や人など、主に物質的な物事に対することに。後者は誘惑や病気など、主に精神的な物事に対することに使われます。なぜ、「勝つ」と「克つ」という言葉の使い分けは良いのに、「活かす」と「生かす」は駄目なのか?ちょっと納得がいきませんね。是非、国語審議会に検討していただきたい問題です。ちなみに、「克つ」も常用外のはずなんですが、新聞紙面でよく見かける漢字です。なぜこのような状況になっているのかが正直よく分かりませんが、「活かす」という言葉、今後是非使っていって欲しいものです。

ついでに言うと、上の画像は京都の円山公園内にある、坂本竜馬像でございます。昨年の夏、台風の中、旅行した時のものです。とは言っても、撮影時は台風が通り過ぎた後で、雲ひとつない青空でした。

余計なお世話ですが、大手新聞社社説のリンクを貼っておきます。1月1日の社説を、是非ご覧ください。ただし、朝日・読売・日経は、5日分くらいしかバックナンバーを保管していないので、古い記事は消去されてしまいます。時間制限ありなので、要注意です。

朝日新聞:http://www.asahi.com/paper/editorial.html

毎日新聞:http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/

読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060101ig90.htm

日本経済新聞:http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20051231MS3M3101731122005.html

中日新聞:http://www.chunichi.co.jp/sha/index.shtml

産経新聞:http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm